不燃ボードは設計仕様に基づいて工場で切断加工し、現場に搬入することもできます。
不燃ボードは加工性に優れ、切断、孔あけが現場で容易にできます。
工具 | 用途 | 注意事項 | |
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切断 |
電動鋸 |
大量切断 |
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スレート鋸、ボードカッター等 |
部分切断 |
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面取り |
平ヤスリ、鋸目ヤスリ等 |
面取り、小口処理 |
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孔あけ |
ドリルまたはジグソー |
孔あけ加工 |
|
留め付け金具は、鉄骨下地の場合はタッピンねじ・ボルト等、木造下地の場合は木ねじ・ボードくぎ等を使用します。
木造下地
↓
くぎ打ち
ボードくぎ、木ねじ等
鉄骨下地
↓
ねじ留め
タッピンねじ、ボルト等
せっこうボード下地
↓
ステープル留め
ステープル
開口部の開閉による振動を極力抑えるため、開口補強下地は鋼製スタッドではなく、軽量鉄骨(C型チャンネル等)をご使用ください。
開口部廻りの仕上げ材は、切り欠き部が弱点とならないよう、できるだけ開口幅で縁を切るように割り付けしてください。
開口部廻りの仕上げ材をやむを得ず開口に合わせて切り欠く場合は、切断前に切り欠き隅角部に予め電動ドリルでφ12程度の下孔を開けてください。
単位:mm
チヨダセラフレキ | ||
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厚さ | 6 | |
下地間隔 | A | 455以下 |
B | 606以下 | |
下地 見付け幅 |
C | 90以上 |
C’ | 45以上 | |
留め付け 金具間隔 |
D | 25以上 |
D’ | 25以上 | |
E | 303以下 | |
F | 303以下 |
単位:mm
チヨダ セラボード |
チヨダ オートフレキ |
チヨダ セラフレキ |
||
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厚さ | 6/8/10/12 | 5/6 | 5/6 | |
下地間隔 | A | 455以下 | 15以上 | 455以下 |
B | 455以下 | 606以下 | 606以下 | |
下地 見付け幅 |
C | 45以上 | 45以上 | 45以上 |
C’ | 45以下 | 45以上 | 45以上 | |
留め付け 金具間隔 |
D | 15以上 | 15以上 | 15以上 |
D’ | 25~35 | 25~35 | 25以上 | |
E | 303以下 | 303以下 | 303以下 | |
F | 303以下 | 303以下 | 303以下 |
目すかし工法とする場合、Cは60以上とします。
単位:mm
チヨダオートフレキ | チヨダセラボード | ||
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厚さ | 4/5/6 | 6/8 | |
留付金具 | A | 15以上 | 15以上 |
A’ | 25〜35 | 25〜35 | |
B | 200以下 | 150以下 | |
C | 300以下 | 300以下 | |
下地 | D | 50以上 | 45以上 |
D’ | 25以上 | 25以上 | |
E | 225以下 | 300以下 | |
F | ー | ー |
( ) 内は㎡当り
一次接着テープ 442mmピッチ |
5.4m(3.3m) |
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二次接着剤 270mmピッチ 8φビード状塗布 |
カートリッジ0.8本 (0.5本) |
例1 コニシ | 例2 セメダイン | |
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接着テープボンド | TMテープR1 | ボードテープ310 |
接着剤 | ボンドMPX-1 | ボードロックSF |
部位 | 外壁 | 一般内壁 | 天井 | ||
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基材 | チヨダセラフレキ | チヨダセラボード チヨダオートフレキ |
チヨダセラフレキ | チヨダセラボード チヨダオートフレキ |
チヨダセラフレキ |
目すかし ※1 | |||||
突き付け |
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シーリング仕上げ ※2 | |||||
ジョイナー仕上げ | |||||
塗装仕上げの場合、塗膜の付着性を確保するため、
あらかじめ下地処理(シーラー塗布)を行います。
フレキシブル板に仕上げを施す場合は、アルカリ止め、
表面硬化処理など仕上材に合った下地処理が必要です。
チヨダセラフレキ、チヨダオートフレキ、チヨダセラボードは
アルカリ性ですので、耐アルカリ性の塗料を使用してください。
チヨダセラボード(けい酸カルシウム板)の場合、貼り仕上げ材の付着性を確保するため、
あらかじめ下地処理(シーラー塗布)を行います。
フレキシブル板に仕上げを施す場合は、アルカリ止め、
表面硬化処理など仕上材に合った下地処理が必要です。
チヨダセラフレキ、チヨダオートフレキはアルカリ性ですので、
耐アルカリ性の接着剤を使用してください。